天才か、狂人か。     ~変 態 化学教師、野球部の監督にさせられる~


「今日から野球部の顧問になった阿部です。」


痛々しい“シーーーーーーーーン”
とした空気が化学室を包む・・。


当の本人はそんな空気なんて気にも留めず、各机に座る部員達にプリント?を配り始めた。


「「「「「「「・・・?」」」」」」」


「阿部先生。何を配っているんですか?」


「教頭にも差し上げましょう。」


部員の皆と同じタイミングで私もその紙に書いてある内容を・・・


「さて・・・君達は今から僕と誓約書を交わしてもらいます。」


また誓約書か・・!?

とことんこの男は“契約”とか“誓約”とか公正文書でのやり取りが好きだな・・。


「・・・一つ、【練習前、必ず検温して体温結果を僕に報告する事】

その際37度4分以上の熱があった場合、
練習参加を禁じます。」


「うわっ・・!めんどくせっ。」


部員の1人から声が上がる。
いやしかし・・・・・。


「・・・一つ、

【頭痛、腹痛、胃痛、腰痛等どんな些細な事でも、少しでも体調に異変を感じた場合、僕に報告する事】

その日の練習への参加可否は、
僕が症状を聞いた上で判断します。」

< 30 / 399 >

この作品をシェア

pagetop