天才か、狂人か。     ~変 態 化学教師、野球部の監督にさせられる~



野球部マネージャー 筒井ミク
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ベンチ裏・・阿部先生の前に集められたみんな。


「今日のスターティングメンバーを発表します。」


阿部先生の隣で・・

鬼瓦の表情を見せながら・・
唇を噛む福留くん・・。


「最初に断っておきますが、
福留君の足の状態が良くありません。

本人も昨日15回表の愛工大名錬のエラーを目の当たりにしているので、

僕の進言に素直に応じてくれました。」


昨日の準決勝で足を痛めた福留くんがみんなに謝る。

でも・・ここまで頑張ってくれた薩摩男子の“チェスト”はみんなで受け継ぐ・・!



「その為、今日は打順を少し入れ替えます。
よろしいですね中村君、龍君?」


「はい・・!」
「あんたに任せるよ変態先生。」


「ありがとうございます。
では発表します。」


「「「「「・・・・。」」」」」



「1番 サード 龍君
2番 セカンド 荒木君

3番 キャッチャー 中村君
4番 ライト 立浪君
5番 ファースト 山崎君

6番 レフト 井上君
7番 ピッチャー 岩瀬君
8番 センター 山口君

9番 ショート 久慈君。」


ゴールデンルーキーの欠場に、
変態が仕掛ける・・“なんとか的思考”。


龍ちゃんを1番バッターに起用・・!


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