35cmの音

玲音の秘密

「おいおい!知らない奴に、はい!
ついていきますって馬鹿はいねーだろ!」

店長が絡む。もう!笑

「では、僕の携帯をそちらに預けて
おきますので少し話しをさせて下さい。」

そう言って店長にスマホを渡し
私の手をひっぱって外へ出た。

「あなたの家で話しましょう」

そう言ってタクシーに乗り込むその人。

「え?いきなり何ですか?」

さすがに知らない人と家には行けない

「...じゃあ、これでついてきて貰えますか?」

「はい?」



「僕は玲音の弟です。」





「えっ?」

“玲音”

その言葉を聞いて、
とても驚いた。

むしろ私の方が話しを聞きたい...
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