甘やかし上手なエリート医師に独占溺愛されています

「わ…私、本当にこの格好で大丈夫ですか?」

遥からの今日何度目かの同じ質問に、「大丈夫、いつもと変わらず可愛いから」とクスっと笑いながら毎回同じ答えを返す。

助手席で特大サイズのウニを抱き締め、落ち着きのない様子の遥が「だからそういうことじゃなくて…!」と口を尖らせつつも照れている様子。
ハンドルを持つ俺の手をウニの細長い手でぺしぺしと叩く可愛らしい仕草に頬が緩む。

以前父にも話していたとおり、両親に遥を紹介しようと俺の実家にやってきた。

2週間ほど前に多忙な父に約束を取り付け、それを遥にも告げていた。

『遥はまだ若いし、今すぐ結婚してほしいというわけじゃない。でも俺はそのつもりだし、遥にも考えてほしい』

そう伝えると全身を真っ赤に染めて頷いてくれた。

その時から『悠さんのご両親にご挨拶だなんて…』とドキドキしている様子だったが、いよいよ当日となり緊張がピークに達しているようだ。

父は循環器系の外科医であり、今は健康推進会のトップにいる。母は元看護師だが、出産を機に専業主婦となり仕事人間の父を支えている。

2人とも比較的穏やかな性格で、幼い頃の教育やしつけには多少厳しかったが、特に医師になることを強要されることもなかったし、自由な環境で育ててもらったと思う。

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