溺愛プロデュース〜年下彼の誘惑〜

ほぼ貸し切りなのか
お客さんが少ない上に
いるとしてもお金持ちの雰囲気を醸し出してるセレブばかり。

高い味なんて
私の舌でわかるのだろうか。

「赤ワインでも飲む?」

「え、あ、じゃぁ…」

躊躇い気味に答える私に
彼は『飲みやすいのにしておくね』なんて言って
ワインリストを一通り見てからウェーターにオーダーしている。

凄いな。
若いのにワインまでわかるとは。
ハイスペックが際立つ。



優しく流れてくるクラシックの音色が心地良く
目の前には年下のイケメンくん。

あ〜これがデート…
この夢みたいな時間が幸せに感じてしまう錯覚を起こす。



ち、違う違う!
《《あの》》タイミングで私のお腹が鳴ってしまったから、こういう展開になっているんであって…
そもそもどうして《《その展開》》になったのか
未だに全然わかんないんだッ

謎の葛藤の自問自答に
首をブンブンと横に放って邪念を振り払ったところで。

「お待たせしました」

爽やかな顔したウェーターが
赤ワインと料理を運んできた。
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