キャンディータフト
出逢い
 香水臭くない先生の名前は若松先生と言うようだった。 羅夢とわたしは若松先生に先に誘導させられ、

 「ちょっと2人が来たのが急すぎたから、先生遅くなるかも、けどここで待っててね。うちで1番のイケメンだから。」

そう言われ、その場で15分雑談をしていた。
そこで得た知識は、若松先生は、ここ(わたしの地元)には住んでなくて、先月プロポーズした奥さんと2人で来たそうだ、そんな話をしていると、その塾特有の、扉についていた鈴がなった。


「遅くなってすいません、、、」

と、息を切らしながら言う男の人がそこには立っていた。

彼を見た瞬間、心臓が鳴った。私たちが来たことで走らされた彼を見て、胸がなった。

若松先生の言う通り、カッコいい人だった。

それより、

うち学校1の爽やかくんこと、まことくんにそっくりだったからだ。わたしは好きじゃなかったがかっこいいなとは思っていた。

だから、わたしは胸が鳴るのはそのせいだと考えていた。
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