ヤンデレな子犬系狼様の愛は重すぎる。


 そして、私のご主人様の部屋に着いた……!!

 ドキドキ……!

ガチャ

ギュウッ

「へっ……?」

 ドアを開ければ、誰かに抱きつかれた。

「可愛いなぁ。君が僕のメイド?」

「あっ……!は、はい……!」

 背の高い……整いすぎているお顔の男の子が立っている。

「トワ〜」

「あ……兄ちゃん……」

「なに面倒そうな顔してるの?」

「そんなことないよ〜」

「あ、可愛い子だね。新たしいメイド?」

「……ヒヨに手出さないで」

 私の頭を撫でてくれようとしたのか、尊和様のお兄さんが頭に手を伸ばして来たが、尊和様は私をギュッと抱きしめて、避けた。

「あ、あのっ……尊和様っ……?」

「あっ……ごめん」

「だ、大丈夫ですっ……。」

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