ヤンデレな子犬系狼様の愛は重すぎる。
第2章

「イチャつくな」

【side 尊和】

 今日はヒヨはもう家に帰り、一人でベッドに寝転がり、ゴロゴロとしている。

 ヒヨのことが心配なので、コッソリ執事にあとを付けさせた。

「と、尊和様っ……!!」

「あっ……君は……新人の……」

 ヒヨが入ってくる3日前ぐらいに入ってきたメイドの人だ。

 もちろん、名前なんて覚えてない。

 ヒヨ以外は……なにも覚える必要なんてないと想って生きてきてるから……。

「い、苺谷ユメです!」

「あー、苺谷さんね」
 
 ちょっとしたらすぐ忘れるだろう。

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