ヤンデレな子犬系狼様の愛は重すぎる。
 だからこそ、小三の時でも既にそうだった為、ヒヨが純粋に助けてくれているということはよくわかった。

「ひ、日和は俺が奪うからな。とおっしゃっておりましたっ……。」

「そう、ありがとうねわざわざ」

「いえ!」 

「……いつ帰るの?」

「へっ……?」

「僕、ヒヨ以外の女を見ると吐き気がするんだけど……」

 詳しくは、母さんもだけど。

「えっ……」

「ごめん、君可愛い子ぶってるようにしか見えない」

「あっ……す、すみませんでしたっ……」

 よし、うざいのも消えた訳だし、転校の準備でもするか。

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