ヤンデレな子犬系狼様の愛は重すぎる。
「あ、あの、尊和くんっ……?」

「なぁに?」

「あ、あのっ……メールとか、してもっ……いいですかっ……?」

「え?マジ?大歓迎だよ、じゃあね」

 そう言って、ちゅっと額にキスした尊和様。

「ふふっ、じゃあね」

 そう言って、玄関のドアを開けて帰ってしまった尊和様に、私は顔が赤いまま、ペタンと玄関に座り、口をぽかーっと少し開けて、ボーッしてしまっていた。

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