【完結】悪魔な御曹司に心も身体も溶かされました。



「…………」

 い、イケメン……。と言っていいのか?と思ったのだけど。

 なぜか、その目の前にいる男性をどこかで見たことあるような気がした。それも最近、見た気がする。

「……あの? 大丈夫ですか?」

「えっ!? だ、大丈夫です……!すみません」

 いけない!ボーッとしてしまった……。

「……あれ、お前?」

「えっ?」

「思い出した。お前、この前の邪魔女か……?」

「っ……!」

 あ、ま、まさかコイツ……!この前のあの悪魔!? な、なんでここにいるのよ!?

「あ、アンタこの前の……!」

「この前は危うくお前のせいで、約束に遅れる所だった。全くイヤな女だと思ったがな」

「はぁ!? わたしのせいにしないで……!」

 そもそもアンタが悪いんじゃない!なんでわたしが悪いみたいになってんの!?

「それよりお前、ここに何しに来た?」

「わ、わたしは仕事で……!」

 まさかこんな所で悪魔に会うなんて……!最悪な再会よー!
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