【完結】悪魔な御曹司に心も身体も溶かされました。



「莉沙、こっちに来い」

「あっ……ちょっ……」

 腕を引っ張られて、そのままベッドに押し倒された。

「ちょっと……」

 そのまま見つめられたと思いきや、彼はわたしの服に手を伸ばし始めた。

「んっ……」

「声、我慢しなくていい。今は俺たちふたりだけだから」

 なんて言われても、恥ずかしさはあって……。だって誰かに抱かれるのって、すごく久しぶりだから。こうやってキスをしたり、身体を触られたりするのは、亡くなった彼だけだったから。
 
 他の男に抱かれることなんて、この先ないと思ってた。……いや、ないと信じたかった。だけど今、目の前にいるこの人に、わたしはきっと抱かれてしまうんだ……。

「莉沙……」

 名前を呼ばれて、ブラの上から胸を揉まれてしまった瞬間に、自分でも考えられない声が出てしまった。

「可愛い声出すのな?莉沙」

「だ、ダメ……です……」

「やっぱり莉沙、Ꭰカップだな。そうだと思った」

「っ……変態……」
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