風になびく君の髪





そして夏休みが明ける数日前のこと


湯山からLINEが来ていた



その内容は


《明日学校来れる?》


という内容だった


なんだろうな?


とりあえず行けるから承諾する



そして次の日


俺は学校に行く


湯山はいつもの教室で待ってるらしいけど


なんか話でもあんのかな?


何も期待はしてないけど教室の扉を開ける



「よーう」


湯山が椅子に座っている


「おう、どうした」


「ああ、あれだぞ?ひまわりは関係ないからな?」


「いや、いいよそんなん」


実はすこーーしだけ期待してたけど違うか


まあいい


「遥香も呼んだんだけど寝坊してるってさ」


「相変わらずだな」


マイペースな感じは否めないな


今は朝の9時だし、休みの日の水瀬は寝てるだろうな





「で?なんで呼んだんだ??」


俺が聞くと湯山はドヤ顔をする


「ついに完成したんだ
夏休み期間ずーっと格闘してた」


「なんだ?スマブラでも極めたんか?」


「ちげーわ!ぼけ!」


ちげーのかよ


「これだよこれ」


湯山は大量の紙を渡してくる


「何これ?」


俺が不思議そうに見ると


「文化祭の劇で使うプロットだよ
あ、プロットって大まかな物語の流れだけ書いたやつで細かい台本はまた書くから」


「えええーー!!!すげーな!
読んでもいいか?」


湯山が書いた物語か!


面白そうだな!


俺は興奮しながらも読んでみる




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