帝王と私
出逢い
彼・渚左 貴将は、国内最大と言われるホテル支配人で、噂では裏の世界も牛耳る最強の帝王だと言われてる人だ。

そんな彼と平凡な私が、出逢い付き合えたのは、私は奇跡だと思っている。

ちょうど一ヶ月前に、私達は出逢った。


その日彼のホテルで、あるパーティーが行われた。
表向きは複数の会社での情報交換や、交流となっているが、本当は、裏で闇の取引が行われる為のパーティーだ。
当然私や栞奈も出席していて、普通に美味しい食事を食べながら、他社の人達との交流を深めていた。

「弥生。はい、ローストビーフ」
「ありがとう!美味しそう!」
「あ、帝王」
「え?
………………」

「キャー帝王様よ!」
「カッコいい!」

それが、彼との出逢いだった。


雑誌では何度も見たことあるのだが、生で見たのは初めてだった。
「怖い……」
「え?弥生?カッコいいじゃなくて?」
「うん、怖い…」

これが、私の第一印象だった。

彼は一度、みんなに挨拶するとすぐに会場を出た。
「ねぇ、怖いって?」
「だってなんか秘めてるってゆうか、確かにとってもカッコいいけど、奥底には真っ黒いオーラみたいなの感じたから」
「そう。でも……」
「え?」
「惚れたわね?弥生」
「え?ま、まさか!」
「フフ…。顔真っ赤!」

確かに、彼を見た瞬間、

恋に落ちる音がした━━━━━━
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