規制アプリ
あたしはよろりと立ち上がり、部屋を見回した。


重行、一樹、樹里の死体が転がっている。


「あははははははっ!」


自分の手は真っ赤に染まり、体力の消耗によって体はフラフラだ。


それでも笑いが止まらなかった。


ついに復讐に成功したのだ。


伊代を追い詰めたやつら全員を殺してやった!


「やっと、終わったよ……」


あたしは笑いを止めて、小さく呟いたのだった。
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