記憶ゲーム
なんだか急に居心地が悪くなり、僕は急いで白米を口に入れてそれを味噌汁で流し込んだ。


「行ってきます」


すぐに立ち上がり、横においておいたランドセルを持って立ち上がる。


「あら、まだ時間早いんじゃない?」


「今日は黒板当番なんだ。忘れてた」


「当番当番って、小学生も大変なのね。気をつけていってらっしゃい」


「うん。行ってきます」


僕は靴をひっかけて家を出たのだった。
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