殺人感染
それは絶望とも取れる呟きだった。


殺人鬼が死んでも感染は止まらない。


すべての殺人鬼からアザを切り取らないと終わらない。


それは永遠に続く悪夢のようだった。


あたしたち2人だけじゃ到底無理だ。


あたしはしっかりとモップを握り締めた。


そしてまた歩き出したのだった。
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