棘甘王子に現行犯逮捕されちゃいました ゾルック 三人目
目を見開いたまま。
石造のように
ピクリとも動かなくなった、りんりん。
でも、りんりんの頬は、
明らかに赤みが増していて
――今の告白で、
りんりんの心が揺らいだんじゃ……
僕の中に、心配が広がっていく。
「高校に入っても、
勇君は私のこと、無視してたでしょ」
頬に触れる勇君の手の平から逃れるように、
りんりんは後ずさり。
僕はただただ
告白の行方を、見続けることしかできない。