夢なんですか、2次元オタクの私の日常
side by Saho

ライブ

俺は、椎名紗歩。&Seaのリーダーだ。しかし、まだ高校3年だ。メンバーは、みんな同級生で、仲が良い。

俺は、まだ恋などしたことがない。なぜなら、重度な女嫌いだからだ。いつもキャーキャーやかましいなと思っている。メンバーもこのことは、理解している。

だから、俺は、ライブなんて嫌いだった。猫を被って、笑顔を貼り付け踊る。そんなの面倒くさいだけだ。

そんな時、ライブ会場で一人、白い服をまとったういた女の横を通り過ぎようとした。その時、女が段差につまずき、転びそうになった。俺は、なぜか助けてしまった。

「大丈夫?ケガはない?」

と聞く。そのオンナは、美少女でアイドルみたいでカワイイかった。脚が細く折れてしまうのではないか、というほど細かった。その女は、

「ありがとうございます。」

といってその場を後にした。あっという間の出来事で俺は、幻だったのかな〜と思いながら、ライブへ向けて準備しなきゃと思い、走って行った。


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