【完結】君の全てを奪いたい〜俺の愛で埋め尽くす〜



「…………。はい?」

 え、え? 何? どういうこと?

「ちょっと付き合ってくれる? 行きたい所があるんだけど」

「え、え……?」

 い、行きたい所……?

「悪い。永岡、俺寄りたい所があるから、今日はもう上がっていいぞ」

「ですが……」

 そんな永岡さんに、五月女社長は「いいから」と一言言った。

「……かしこまりました。では、お言葉に甘えて。お先に失礼致します」

「お疲れ様」

 永岡さんは社長に会釈をすると、そのまま社長の前から立ち去った。

「……え?」

「さ、行こうか」

「え、え? あ、ちょっと……!?」 

 ええー!? なんでこんなことに……!?

 腕を掴まれたわたしは、そのまま五月女社長に連れていかれてしまった。

 連れて行かれたのは、オシャレなカフェだった。

「あの……」

 なんでカフェ?どうして?なんて、そんなことばかりを考えていた。

「さ、座ってくれる?」

「え?」

「さ、ほら早く座って?」

「……は、はい」
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