24時の鐘と俺様オオカミ
「……? なに読んでんの?」
「あっ!?」


 肩越しに手元を覗かれ、慌てて小説を閉じた。

 けれど、大路君はそれが何であるかすぐに察したらしく、


「へーえ? 姫野もそういうの読むんだな。意外〜」


 ニヤニヤと楽しげに笑っている。


(みみ、みっ、見られ……っ!)


 恥ずかしさで、顔から火が出そう。
 穴があったら今すぐに飛び込みたい。
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