クールな完璧先輩は推し活女子を溺愛する
「……どさくさに紛れて最後に、事実無根の単語をブチ噛ましてきたわね……。でもよかったよ。魅亜ちゃん、元気になってきたね!」

田部井ちゃんは魅亜の背中をボン!と軽く手の平で叩く。

「いや、元気じゃないってば!やっぱり、“懸賞入学”でセレブでもなんでもないから家柄が釣り合わないとか?」

魅亜は自分より頭ひとつ背の高い、田部井ちゃんを見上げる。

「あのねぇ、魅亜ちゃん……。前から言おうと思ってたんだけど“懸賞入学”ってこと、意識しすぎだよ。それって物凄い強運の持ち主ってことだよ!まさに、“選ばれし者”って感じなんだよ!」
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