クールな完璧先輩は推し活女子を溺愛する
「あ~、ところで鳥飼さん。話というのは他でもない。あなたは先日のアンケートで“天神さん”に恋愛成就のお願いをしたとあったが本当かね?」

「滅せよ化け物倉員容子……滅せよ化け物倉員容子……」

「あの?鳥飼さん?ぶつぶつと陰陽師のように呪文を唱えてないで理事長先生の質問に答えなさい」

魅亜は勧められるまま、会議用の横長テーブルに着いたが、頭の中は倉員への怒りでいっぱいだった。

響一郎の祖父である理事長は日焼けした恰幅のよいエネルギッシュなタイプで、中学の理事長というより土建屋のおやっさんといった風情だった。

これに対して、理事長の息子で響一郎の父である校長は、線の細いインテリといった感じだった。
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