内緒の赤ちゃんごとエリート御曹司に最愛を刻まれました~極上シークレットベビー~
「あなたいったいどういうつもり? こんなとこまで来るなんて」
エントランスから外へ出て、整備された歩道に植えられた植栽の前で、奈々美は立ち止まって振り返った。
「真面目そうに見えて、非常識なのね」
祐奈は彼女からの問いかけには答えずに、頭を下げる。
「……お騒がせして、すみませんでした」
そしてくるりと向きを変えて歩き出した。
大雅と繋がりのある人物だが、どう考えても彼女が大雅に祐奈の来訪を伝えてくれるとは思えない。
やはりこの辺りで大雅からの折り返しの連絡が来るのを待とう。
どこか、エントランスが見えるところで……。
だがその祐奈の背中に奈々美の言葉がかかる。
「大雅さんからの連絡がなくなって、いてもたってもいられなくて直接会いにきたってところかしら?」
祐奈が、足を止めて振り返ると、奈々美が腕を組んで意地の悪い笑みを浮かべていた。
「あなた本当に鈍いのね」
「鈍い……?」
「ふたりで会っていたことが婚約者にバレた途端、彼からの連絡が途絶えたのよ。さすがにどういうことかわかるでしょ?」
祐奈は唇を噛む。
ここに来る間、考えないようにしていた嫌な想像を言葉にされるのがつらかった。
「聞き分けのない女は嫌がられるわよ。あなただって、大雅さんの中で綺麗な思い出のまま終わりたいでしょう?」
エントランスから外へ出て、整備された歩道に植えられた植栽の前で、奈々美は立ち止まって振り返った。
「真面目そうに見えて、非常識なのね」
祐奈は彼女からの問いかけには答えずに、頭を下げる。
「……お騒がせして、すみませんでした」
そしてくるりと向きを変えて歩き出した。
大雅と繋がりのある人物だが、どう考えても彼女が大雅に祐奈の来訪を伝えてくれるとは思えない。
やはりこの辺りで大雅からの折り返しの連絡が来るのを待とう。
どこか、エントランスが見えるところで……。
だがその祐奈の背中に奈々美の言葉がかかる。
「大雅さんからの連絡がなくなって、いてもたってもいられなくて直接会いにきたってところかしら?」
祐奈が、足を止めて振り返ると、奈々美が腕を組んで意地の悪い笑みを浮かべていた。
「あなた本当に鈍いのね」
「鈍い……?」
「ふたりで会っていたことが婚約者にバレた途端、彼からの連絡が途絶えたのよ。さすがにどういうことかわかるでしょ?」
祐奈は唇を噛む。
ここに来る間、考えないようにしていた嫌な想像を言葉にされるのがつらかった。
「聞き分けのない女は嫌がられるわよ。あなただって、大雅さんの中で綺麗な思い出のまま終わりたいでしょう?」