僕の彼女はヤンデレです
家に帰ったら、俺にベッタリくっ付いて離れないミチルが可愛い過ぎる。

「ねえ、私の事好き……」
「好きだよ……」

何度も、何度も、愛を確認する。

飽きる事無くそれに答えた。

2人だけの空間を心地良いと感じながら、ミチルのサラサラの髪を撫でる。

何度も身体を重ね合わせ、愛を確認した。

「私、運良いな……」
「え!いきなりどうしたの?」
「だって、陸に会えたんだもん……」

俺に会えた事を運が良かったと、言ってくれるミチル。

特別感を感じれる。

「陸に会えたのは神様からのプレゼントかも知れない……。
何も持ってない私へのプレゼント……」
「俺、そんなに大した事ないよ」
「ううん!!私にとって陸は特別な存在なの!!」

俺は今まで、誰かの特別な存在になった事が有っただろうか。

無い。

こんなにも自分を特別視してくれるミチルこそが、俺にとっての特別な存在だ。

「俺にとって、ミチルは特別な人だよ……」

ミチルの目がキラキラ輝いて、笑顔を見せた。

「それ、本当!?」
「うん……。本当……!!」
「私の特別な人……。今は、陸だけ……」

今はか。

ミチルには特別な存在が何人居たのだろうか。

ただ、特別な存在が過去に存在した。
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