コンプレックスから始まる恋

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「はい、戸崎です。」

「あの…」

「あっ、茜？ごめん、画面見てなくて。」

「いえ、大丈夫です。忙しかったですか？」

「ん、いや大丈夫だよ。どうかした？」

「あの…何でもないんですけどちょっと声が聴きたくて。」

「俺も聞きたかった。実は電話来るの待ってたんだ。」


え…そうだったの？


「電話ありがとうな、おかげで元気が出たよ。」

やっぱり疲れがたまっているのかな？

「あの…明日も電話してもいいですか？」

「いいよ、まだこの時間だと会社だから…22時くらいにかけてくれると嬉しいんだけど、大丈夫かな？」


まだ会社だったんだ…