コンプレックスから始まる恋


「やっぱり茜は文系だよね〜大学もそっち系でしょ?」


「うん、外語大にいくつもり…英語好きだし。」


できれば留学もしたいんだよね…


「いいんじゃね?似合ってるし」


「ありがとう。空も先生、似合ってるよ」


ほんと、似合ってるんだよね。

お世辞じゃなくて。


「沙月はどうするの?」


「あ〜私?やっぱり家のこともあるし経済学部かな…経済学は勿論だけど、経営学とかマーケティングも学ばないとね。」


沙月の家は、月乃リゾートを経営してる。

実はお嬢様なのだ。


そっか〜沙月は経営学部か〜、一人娘だからやっぱり継ぐのかな?


「いいじゃん!」

< 58 / 114 >

この作品をシェア

pagetop