FUZZY






どんなエッチだったか、…って、思い出そうとするな。

とにかく服を着なければ。お風呂は昨日のうちに入らせてもらったし化粧は…うん…よれている。マツパをしてるからすっぴんでも目は調子がいいな。コンビニでメイク落とし買って会社のトイレで直すか。


「碧生くん、私行くね。仕事だから!」

「まだ7時だよ、早くない?」


女は諸々の準備があるのです!

シャツがシワになっていないのが私的によかった。シンプルなものだし二つ持っていてもおかしくない。昨日と同じシャツを着てるなんて多分誰も気づかないだろう。


昨日の余韻に浸ることなく服を着て、まだねぼすけな碧生くんのそばによる。



「あの、その、」


あれ、なんだろう。

何を言おうとしてるんだろう。


「理乃さんにいってらっしゃいができるの嬉しいなぁ」

「…っ」


ううう、かわいい。


「いってらっしゃい、理乃さん」


碧生くんの薄くて綺麗な色した唇が私の唇と重なる。いってきますのちゅーってほんとにやる人いるんだ。



「……い、いってきます」


なんだか心が擽ったいや。


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