君の光と私の輝き。
「お待たせしましたー」と言いながら店員さんは料理を運んでくる。

「いただきます!」

みんなで手を合わせて言う。

パスタの麺をフォークに巻き付けて一口目を食べる。

口中に広がるミートソースのかおり。

「おいしー!!」

思わず声に出てしまった。
しかし、私じゃない少し低い声も同時に聞こえた。
それは、加瀬くんの声だった。

「あ、同じタイミングだったね 笑」

「ね 笑」

今日、一緒に食事をしてみて分かったことだが、加瀬くんは食べる時に本当に美味しく食べる。
「一口ちょうだい!」と言ってしまいそうになるくらいだ。

「一口ちょうだい!」

また、私勝手に声に出てた!?

しかし、それは私の声ではなかった。
私よりもハッキリしていて、聞き取りやすい声、紬だった。

「いいよー!これめっちゃ美味しいから!」

「どれどれー?あ、ほんとだ!美味しい〜」
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