きっと100年先も残る恋
あ、これイクかも、と思った次の瞬間に、雄介が強く私に抱きついてきた。

そして急速に雄介のテンポが落ちる。

「あー疲れた」という声が吐息に混じる。

「イッたの?」
「いった」

そう言って、また私の頭を手で支えながら、キスをしてくれた。

背中にもキスをした後、項垂れるように私を背後から包み込む。

「英子、好きだよ」

疲れ切った声で言う。

「私も好きだよ」

そう答えると、小さな「良かった」という声が耳元で響いた。

浴槽の底のライトだけが延々と色を変え替え光り続けていた。


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