アプリで出会った君へ


「ねむ・・・」

窓の外からの光が眩しい。
(今日は最後の荷造りをしてはやく寝よう)

ぼさぼさの頭でリビングへ行く。

「おはよ」

「蒼真おはよう」

椅子に座って朝ご飯を適当に軽く食べる。

「最近はアプリが流行ってるみたいだね~」
テレビを見ながらお母さんが言った。

「上京して友達がいなくて始めたアプリで知り合いました~」
 最初は抵抗があったけれど良い人に出会えたので寧ろよかったです」
インタビューを受けているカップルが照れくさそうに話している。

「蒼真もやってみたら?東京で1人なんだから」

「いや、、、大学で作ればいいし必要ないでしょ」

「やらないよりはいいでしょ~ほらこのテレビの女の子も可愛いし」

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