隣の席の一条くん。
わたしの初めてのキスの相手が大好きな一条くんで、今までで一番幸せだから。


優しい波に揺れるボートの上で、わたしたちはキスを交わしたのだった。



「…ちょっ。一条くん…苦しいっ…!」


わたしは手をバタつかせると、不思議そうに首を傾げる一条くんが顔を離した。


「…もしかして、息止めてた?」

「ハァー…ハァー…。だっ…だって、そういうものじゃないの…?」
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