シンデレラは堅物会長の専属モデルになるようです
「あれ? 君の制服って……」

「?」


私の制服をジッと見つめる少年。


もしかして、なにか汚れでもついてたとか?


「俺のお兄ちゃんと同じ高校みたい」

「そ、そうなんですか」


「お兄ちゃんが君みたいな優しい子と友達だったらいいのにな……。あ、俺帰るね。改めてハンカチ拾ってくれてありがとう。優しいお姉さん」

「……」


お姉さんなんて初めて言われた。

こんな見た目だから、いつも中学生くらいに間違われるのに。


彼のお兄ちゃんは友達が少ない人なのかな?

あの子はもしかして私より年下?


大きくなったら、紅蓮先輩みたいに成長しそうだったなぁ。って私の本命は紅蓮先輩だし。

それに紅蓮先輩と付き合ってる以上、他の男の子と関わることはないだろうし。


これからも紅蓮先輩とイチャイチャな高校生活が送れる、そう思っていた。


まさか今日出会った少年と深く関わることになるなんて、このときの私は知る由もない。
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