夜の狼
ガバッ


美桜「ハァ、ハァハァ」


美桜「夢か...」


私には、中学生の時彼氏がいた


彼の名前は三浦 莉久(ミウラ リク)


生まれつき私は心臓が悪くて、お医者さんには長くは生きられないって言われてた


だから、今を楽しもうっていう話になって、りーくんと、デートすることになった。


りーくんとの、デートはすごく楽しくて時間も忘れていっぱい遊んだっけ...


そんな時、私たちは事故に合って


りーくんは。帰らぬ人となった


いや、私が殺したのか...


私たちが事故に合った時、りーくんは私に心臓をくれた


いわゆる、臓器移植ってやつ?


私がりーくんの心臓を貰わなかったら、りーくんは生きてたのかな?



ガラッ


伊吹「みーちゃん!?」


歩夢「美桜」


美桜「なんでいんの?」



歩夢「美桜、覚えてない?美桜は、鉄パイプで殴られて脳しんとうで倒れたんだよ?」


美桜「は?」


伊吹「プラス、寝不足だって」


美桜「ちょっとは、覚えてるんだけど曖昧で...」


怪しまれないように、一応こう言っとくか


歩夢「しょうがないよ。いきなりな事だったんだし」


美桜「病院連れてきてくれてありがとね」


伊吹「みーちゃん」


美桜「ん?」


伊吹「本当にごめんなさい!僕達が関わったせいで迷惑かけた」


美桜「そんなことないよ。捕まっても助けてくれたじゃん」


伊吹「でも」


伊吹達が、私と関わらなくても結局は銀牙と戦わなくちゃいけなかったから、ちょうどよかった


美桜「だから、いーの。これからもよろしく!伊吹?」


伊吹「え?僕の名前」


美桜「あんたにも名前はあるでしょ?」


伊吹「そうだけど」


歩夢「多分、初めて真正面から名前呼ばれたって言いたいんだと思う」


美桜「なるほど」

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