大好きなキミを、守りたいから。
プロローグ
「ねぇ知ってた?」

「なにを?」


これは、私達が小さい頃のはなし


「七夕の日にね、好きな人と流れ星を見た人は結ばれるってはなし」

「あーそれ知ってる!そんなのただの迷信か何かでしょ?」

「迷信じゃないよ!!あれはホントの話なんだよ」


あの時のキミはその話を迷信とかって言って信じてなかった私にムキになってそう言った

それでも私は信じてなかった

そりゃあ、願いが叶うのは嬉しいけどそんな簡単に叶うわけないもんね

そう心の中で思ってると


「僕、絶対に叶美とその流れ星を見るんだ」


けど、あの時の私はその意味がわからなくて約束をしてしまったんだ


「良いよ!その話ホントかどうか気になるしね」

「だからホントなんだって〜!!!!」


そうムキになって言うキミの姿がたまらなく好きだった
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