ドSすぎるヤンツンデレ様のいいなりに。⑪〜誕生日の魔法 一生の愛〜【side 新】
「んぅ……」

「あ、起きたか?」

「おふぁようございます……」

「なぁ、俺達婚約者しねぇ?」

「ええっ……!?  うーん……じゃあ、考えておきます!」

「ああ」

 ……誕生日、やっぱり知らないか。
 
「あーーらーーーたぁーーーー!!!」

「っ!」

 バンッ!!!!

「っ!?」

 なにかと思えば、先ほどから実は感じてきた嫌な予感が敵中したらしく、でかいドアが思い切り壊れた。

「おひさ!」

「おひさじゃねぇ!!てめふざけんな!!ドアぶっ壊しやがって!」

「だって新が鍵かけてるからだよ〜」

「鈴、お前マジ許さねぇかんな」

「あ、あの、新様……?」

「わぁ、これが噂の結楽さんかぁ」

「え、えっと……」

「スズって知らないかなぁ?」

「す、すみません……!」

「じゃあ新城財閥御曹司、新城鈴で〜す!」

「結楽、コイツはクソぶりっ子」

「ええっ……!?」

「結楽と俺の目障りだ、消えろ」

 鍵かけた意味ねぇ……。

 せっかくの2人だけの時間だったつーのに。

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