幼なじみが天然無自覚すぎて困ってます。
*

「「いただきます」」

新が起きて、一緒に朝ご飯を食べる。
私のお母さん、朝が苦手で…(苦笑)
朝ごはんは大体新の家で食べることが多いんだ。

「ん!美和さん!今日も美味しいです!」

「あら、ありがとう!やっぱり朝は雫ちゃんに来てもらうのが1番ねぇ…」

「本当ですか?」

「えぇ。新もすんなり起きてくれるし。」

そう言って2人で新を見る。

「雫の声を聞くと、なんか起きなきゃ!みたいな使命感が生まれるんだよな」

「なにその使命感」

私はしっかりしている方だと自分で思っている。
だって新が少し抜けてるから。

「んー。……雫が可愛いから…じゃない?」

「え、?」

「あ、そろそろやばい時間だ。ほら、雫、急いで?」
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