春なんて来なければいいのに、な。


甘い甘いキスをする。



桜の花が風でふわっと舞って、

鼻腔をくすぐった香りが、



夜絃とのキスの甘さに混ざる。









「‥桜の香りするな。めっちゃいい。」

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