運命なんて信じない
ピンチ!
ガタッ。ガタン。ゴトン。
いつもより早い時間から家の中に物音が響いている。

んんん?
眠い目をこすりながら時計を見る。

午前5時。
いつもなら、みんなまだ寝ている時間。

「気をつけて、行ってらっしゃい」
おばさまの声。

私はパジャマの上からカーディガンを羽織り、リビングへと出た。
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