運命なんて信じない
その後、麗と別れた私は麗の家に寄るから遅くなると奥様に連絡した。
一人暮らしが長かったせいか、家に連絡を入れるとか時間を気にするとかってことにまだ慣れない。
もちろん心配してもらうのはありがたいとと思うけれど、平石家にいる自分が場違いな気がしてどこか落ち着かない。
「あれ、藤沢」
駅前のデパートでお土産のマカロンを買い麗のマンションの近くまで来たところで、背後から声が掛かった。
ん?
振り返ると、綺麗なお花を持った翼が立っている。
「藤沢も橘の家に行くんだろ?」
「うん。翼もでしょ?」
「ああ」
と、持っていたお花を見せる。
「わー、綺麗なアレンジフラワー」
私も何を持ってこようかと随分悩んだ。
お酒はあるって言っていたし、食事もばあやさんが用意しているからとマカロンにした。
でも、翼のようにお花って選択肢もあったのね。
一人暮らしが長かったせいか、家に連絡を入れるとか時間を気にするとかってことにまだ慣れない。
もちろん心配してもらうのはありがたいとと思うけれど、平石家にいる自分が場違いな気がしてどこか落ち着かない。
「あれ、藤沢」
駅前のデパートでお土産のマカロンを買い麗のマンションの近くまで来たところで、背後から声が掛かった。
ん?
振り返ると、綺麗なお花を持った翼が立っている。
「藤沢も橘の家に行くんだろ?」
「うん。翼もでしょ?」
「ああ」
と、持っていたお花を見せる。
「わー、綺麗なアレンジフラワー」
私も何を持ってこようかと随分悩んだ。
お酒はあるって言っていたし、食事もばあやさんが用意しているからとマカロンにした。
でも、翼のようにお花って選択肢もあったのね。