不良男子と私の話。
「いらっしゃいませ〜今日のコースはどちらにしますか?」
『何もしたくない』
「それじゃ、おすすめのコースで」
『やだやだ』
笑って、拒否しても説得力はない。
それは自分でもわかってるけど…
笑わせてくるから笑いが止まらなかった。
『むりむりむりむり』
「俺も無理」
『ぎゅしよ』
と、
手を広げてアピールすると抱きしめてくれたけど…キスは止まらなかった。
止まらないキス。
激しくなっていくキス。
奏のやりたいことは何となく、察していた。