オフィスの華(令和版）～若社長と秘書のHONEYなヒミツの関係～

ホステス・華

オフィスでは地味に過ごす私だったけど、家の諸事情でアフターは夜の蝶になった。


銀座。多くの高級クラブはひしめき合う一角に母が経営する高級クラブ『泡沫』はあった。

落ち着いた内装とグランドピアノの生演奏があるコトで有名。

社会的にステータスの高い人達が大勢、銀座界隈では美人ママで有名な母を目当てに夜な夜な来店。

恋のトラウマが原因で、昼間は素顔を隠して、会社員として働く私。

体調を崩しながらも夜の仕事で私を女手一人で養育してくれた母の為に、仕事の合間を縫い、店を手伝った。

昼は会社員。
夜はホステス。

ダブルフェイスになって三年の月日が流れていた・・・