キミのためならいくらでも!!【完】
「……って言うか美海、"染夜さん"って…、」

「………七瀬の彼氏なんだし、いつまでもフルネームで呼ぶのもおかしいでしょ?」


まだちょっと違和感あるけど、と笑う美海は

ほんの少しだけ照れくさそうに

私から目を逸らした。


『僕のことは湊でいいのにー、』

「そ、そーゆーわけにはいかないです、」

『ちぇー、』


私が席を外していた数十分の間に

思った以上に打ち解けているのがわかって

私はそれが、すごく嬉しかった。
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