君じゃなきゃ。
「な、何?」
思わず身を引いて聞いてみた。
「……さくら……今、竹下先輩と二人でプロジェクト進めてるんだって?」
なんで知ってるの!ていうかなんで飲んでるとき何も言わなかったのに今言うの!
メグミに向かって言うつもりだった言葉は健人の驚きの声でかき消されてしまった。
「え~!!あの竹下先輩と二人っきりで仕事してるの?!」
健人の声が駅に響く。
「ちょ……声大きいって健人!」
「だって!あの仕事もできてイケメンで有名の竹下先輩とでしょ?!」
先輩ってそんなに有名だったんだ。