君じゃなきゃ。
「更衣室、更衣室……」
エレベーターから行くと企画課を通り過ぎたところに女子の更衣室はある。
「もう企画課は残ってる人いないよね……」
課の電気はついていない。
それでも一応通りすがりに覗いてしまう。
「……え……?」
誰もいるはずがないと思っていた課に一つだけ電気スタンドの明かりがついたデスクがあった。
その小さな明かりを頼りに熱心にパソコンへ向かっている人がいる。
「……せっ先輩!」
企画課で一人残って仕事をしていたのは竹下先輩だった。