君じゃなきゃ。
「たっ竹下先輩?!」
「え!?」
後姿、しかも近距離だから後頭部と背中がなんとか見えるくらいだが竹下先輩に間違いなかった。
「あっ!相川さん?!おはよう!」
「おはようございます……」
先輩は必至にこっちを確かめようと顔だけ向けてくるが目線が合わない。
そんなあたし達を健人が人を挟んだ横から見ているのがわかった。
やっぱり疑ってる……?!
あたしが健人の方を見たときにはもう健人は前を向いていた。
……今日だけは竹下先輩と一緒のエレベーターになりたくなかったかも……。