羽柴弁護士の愛はいろいろと重すぎるので返品したい。【番外編 2021.5.9 UP】
13章:不安と喧嘩と仲直り


 社長室から逃げた先の廊下で呆然としていると、副社長があちらから秘書の女性とともに歩いてきた。
「……柊さん?」
 泣き顔の私の顔を見て、副社長が足を止め、その顔色が一瞬で変わる。

 そして私の腕を掴むと、
「もしかして、僕のこと、何か聞いた?」
と私の耳元で言った。思わず自分の顔が青くなるのがわかった。

 そんな私を見た副社長は、
「ごめん、ちょっとだけ二人にして」
と秘書に告げると、そのまま私を副社長室に押し込むように入れた。


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