ややぽちゃ姫と3人の王子様
「あった、ここだここ」
私の前にノートを突き出したむち君は、ごつごつした長い指でお兄ちゃんが書いた文字を指さしている。
文字に目を送り。
焦点を絞り。
一文字ずつ脳に届け……
ひゃっ??
何、このメッセージ??
本当にお兄ちゃんが書いたの??
明らかに、お兄ちゃんの字。
それなのに、まだ私宛てだって信じられなくて。
私の瞳はノートにくぎ付けのまま。
でも体中、身震いが止まらない。