ややぽちゃ姫と3人の王子様
「オマエの妹に……
キスなんかしちゃってごめんな……」
今朝。
ジャージ姿で
息切らして、はーはー言ってる望愛が、
すっげー可愛くてさ。
『自分のペースで走っちゃ、ダメかな?』
真ん丸な瞳を、ゆるっと揺らして
上目遣いで、見つめられちゃったからさ。
俺の中で、
何かが『うわっ!』ってなって。
『自然体の可愛さの放出、
やめてくれない??』
『マジで、可愛すぎ///』
『マジで、無理///』
そんな感情に
頭の中が支配されまくって……
「自分の暴走……
止められなかった……」