竜王陛下のもふもふお世話係2~陛下の寵愛はとどまるところを知りません~
「ミレイナ様。帰りも一緒に乗せてあげるわ。うちは王宮から近いから、途中で降ろしてあげる」
帰り際、ミレイナはマリベルに声をかけられた。
「ありがとうございます。とても助かります」
ミレイナはありがたくその申し出を受けると、行きと同じようにマリベルの隣に座る。
「初めてのお茶会でしたが、とても楽しめました。マリベル様がいらして、よかったです」
「そう。それはよかったわ」
今日は本当に色んな話をした。
明日ジェラールに今日のことを話そうと考えると、自然に口元も緩む。
(そのときに、私の気持ちもきちんと陛下に伝えよう)
緊張するけれど、ジェラールに気持ちを伝えたいという思いのほうが強かった。
そのとき、道の石でも踏んだのか、ガダンと馬車が大きく揺れた。その衝撃で、足下に何かが落ちた。
足を持ち上げて馬車の床を見ると、ミレイナのしていた耳飾りだ落ちているのが見えた。
帰り際、ミレイナはマリベルに声をかけられた。
「ありがとうございます。とても助かります」
ミレイナはありがたくその申し出を受けると、行きと同じようにマリベルの隣に座る。
「初めてのお茶会でしたが、とても楽しめました。マリベル様がいらして、よかったです」
「そう。それはよかったわ」
今日は本当に色んな話をした。
明日ジェラールに今日のことを話そうと考えると、自然に口元も緩む。
(そのときに、私の気持ちもきちんと陛下に伝えよう)
緊張するけれど、ジェラールに気持ちを伝えたいという思いのほうが強かった。
そのとき、道の石でも踏んだのか、ガダンと馬車が大きく揺れた。その衝撃で、足下に何かが落ちた。
足を持ち上げて馬車の床を見ると、ミレイナのしていた耳飾りだ落ちているのが見えた。